主役級を狙うなら
主役級を狙うなら
俳優のオーディションで主役級を狙うなら事務所所属の方が絶対有利です。現在ドラマや映画などの制作現場は、少ない予算と短い期間で良質な作品をつくることを求められている状況です。
そんな過酷な状況の中で、フリーランスの俳優の隠れたも力まで引き出す時間的かつ精神的余裕はないというのが現状です。
名の知れた事務所に所属している俳優ならば、現場での立ち居振る舞いや自分の魅力の引き出し方などのノウハウやスキルを叩き込まれており、ライバル俳優もいるため一生懸命でもあり、制作側としては時間も費用も少なく扱いやすいということになります。
それなりに結果を出しているとなれば、スポンサーも安心しますし大々的な宣伝効果も期待できます。オーディションは各地でやっていますので、その情報を集めたり、営業活動もやってもらえるので、自分は勝負の日が来るまで演技レッスンしたり、アルバイトで生活費を稼いだりすることができるというメリットもあります。
主役級俳優のオーディションに自己応募して合格できるか?
ドラマや映画などの制作費はギリギリまで削られ、おまけに制作期間まで短が過ぎると嘆いている監督やスタッフが多く、それでは良い作品をつくるのも難しくなってきます。
それでも視聴率など結果を出さなければならない場合、俳優のオーディションはおのずと実績のある大手事務所が送り出した安心して任せられる俳優が選ばれる傾向が強くなります。手垢の付いていない金の卵をみつけたくても、そのような時間的余裕がないのです。
主役級であればあるほど、大手事務所から送り込まれた安定感のある俳優の方がスポンサーも安心するし、制作側の時間も手間も省けるというわけです。
したがって、事務所を通さずまたは事務所に所属していないフリーランスの俳優が自己応募した場合、競争力の面で既に差が付いていることになります。
ただし、大手事務所でチヤホヤされると、人というものは人間力が衰えてくるパターンがあるので、ハングリー精神丸出しで自分を売り込んでいくことが合格を勝ち取るポイントになると考えられます。